1992夏 北海道ツーリング

7月、それまで勤めてたホンダベルノを退社、
今しか出来ないと思い予定の無い北海道ツーリングに行ったのです、
それでも1ヶ月位で帰る予定でしたが・・・

当時は上野からツーリングトレインというのがあり、バイクと共に、
青函トンネルを潜り、函館まで連れてってくれるのです。

ここは、函館、レンガ倉庫。
さ〜てどこから走ろうかな・・・
ここは比羅夫の駅、
なんと駅が宿になってるのです、
左のほうに見えるのが丸太小屋の部屋と風呂、
バスタオルを撒いて出るとそこはホームなのです、
タマにしか列車は来ないけどね。
夜は、このホームでバーベキュー!
いいトコだったな。
道南を走りまわった後、オロロンラインを北に向かいました。
稚内のライダーハウス旭(銭湯)に連泊しながら、
天気の良い日に道北を走り回る、
なので軽装ですね、
そこのオバチャンがお弁当まで作ってくれたのです。
早めに帰って、銭湯の掃除を手伝い、1番風呂!
居心地が良かったので2週間位お世話になりました。
ここが旭、
ここでは毎晩、うに丼、カニ丼、イクラ丼などなどを食べさせていただきました、
結局、自分はライダーハウスや銭湯の手伝いもしてたので、
タダでした〜

この写真は最後の日、前日の夜は、
他のライダー共々、送別会までひらいてくれました。
左から2番目がココのおじちゃん。
旭で一緒だった人達と暫く一緒に走りました。

お約束、宗谷岬。
枝幸辺りだったかな、
手回しのガソリンスタンドです。

この後、富良野等の道央を周りました。

そして、知床、羅臼へ。
羅臼のライダーハウスに泊まってると、
地元の漁師さんが来て、
暇だったら、ちょっと、アキアジ(サケ)と昆布(有名な羅臼昆布)の漁を手伝わないか?と。
1週間位やってみようか!
で、早速、船で定置網に掛ってるサケを取りに行きます、
原始的に、丸太の上を転がして海に船を出します。
最初の2〜3日は船酔いとの戦いでした、小さい船だから揺れるし、魚の匂いでたまりません、
しかし、暫くするとすっかり慣れてしまいました、操縦なんかもして、サマになってきた?
サケが大漁の時はこの船に山盛り、ほとんど沈んでる状態でした。
漫画のように海水を汲み出しながらね(笑)
海がシケてる時に落ちかけたコトもありましたね。

早朝はサケを取り市場に行き、昼間は昆布の仕事をしました。
健康的な生活で食欲があり、太りましたね。
ここは知床岬
道路が無いので、なかなか行けないトコですね。

番屋に帰り、ちょっと時間がある時は、
ニンジャを引っ張り出して知床峠を往復してました、
最高の峠なのよね(笑)
ここの家族、
子供が多く賑やかです。

やはり毎日海の幸が盛りだくさん!

ここの親方(左)は酒が弱かったので助かりました(笑)
バイトの人が仕事より親方との酒で潰れるケースが多いらしいからね。

右手前が一緒にバイトしてたオサムさん、SRに乗ってました、
同じ神奈川出身ですが、その後連絡を取り合ってたら、どうも北海道に移住してしまったそうな。
結局、居心地が良く3週間以上お世話になってしまいました、
そしてバイト代も20万以上貰ってしまった、
しかもサケ送り放題!

ここが寝泊りしてた番屋です、
朝は目の前の国後島から朝日が昇ります。

ちょっと分かれ惜しくなりましたが出発です。
気を入れ替えて、ツーリングの再開です、
寒くなってきたので実家からジャンパーを送ってもらいました。
久々に電話したので「あんたドコに居るの?」と、
ほとんど行方不明状態でした〜(笑)

ここは、またまたミルクロード。

そして道東を走り回りました。
10月に入り、辺りは紅葉してきましたね、
高い山には雪もチラホラ、
このまま越冬しちゃおうかな〜なんてコトも考えましたが、
雪が降る前に帰りますか!

ココは日勝峠。

この後、札幌の友達のトコに行ってから、
苫小牧からフェリーに乗りますか!
フェリー内で縛られたニンジャ、
東京まで30時間程の船旅です。

結局3ヶ月程のツーリングでした。

もうこんなコト出来ないだろうな(笑)